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2015年7月16日 (木)

ここまで治せる! 脳の血管の病気

昨晩の勉啓塾では講師に脳外科医の寺田友昭教授(昭和大学藤が丘病院脳神経外科医長)をお招きしました。

寺田さんは日本脳神経血管内治療学会の元会長で現在は理事。

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脳神経外科は脳血管内治療が開発されたことにより、進化の速度が加速化。

血管内治療を支える3つの要素として:

①高性能のX線撮影装置(フラットパネル、バイプレーン透視)

②治療器具の進化[(1)脳血管まで導入可能なカテーテル、(2)血栓除去デバイス、(3)塞栓物質(離脱式コイル、ステントなど)]

③医師の技術(脳神経血管内専門医、指導医)

寺田さんはこれまでに約2600件の治療を経験。

時に20時間にも及ぶという脳外科の手術。

「一番大切なのは何ですか(脳外科医の資質として重要なのは、手先の器用さですか、長時間手術でも集中力を切らさない忍耐力ですか、それとも判断力ですか?)」

との質問に対して、寺田さんは迷うことなく、「判断力」と即答。

「自分が何が出来て、何が出来ないかを判断する力が一番大切です。自分の力を正しく判断できずに、何とかなるだろうとやってしまうのが、一番怖い」

なおご関心のある方は、日本脳神経血管内治療学会のウェブサイトをご覧になってみてください。

また昭和大学藤が丘病院脳神経外科のサイトも参考になるはず。

下記は脳神経外科速報に掲載された寺田さんのインタビュー記事です。

「2012.pdf」をダウンロード

公益社団法人日本脳卒中協会による「脳卒中予防十か条」

①手始めに高血圧から治しましょう 

②糖尿病、放っておいたら悔い残る 

③不整脈、見つかり次第すぐ受診 

④予防にはタバコを止める意志を持て 

⑤アルコール、控えめは薬、過ぎれば毒 

⑥高すぎるコレステロールも見逃すな 

⑦お食事の塩分・脂肪、控えめに 

⑧体力に合った運動続けよう 

⑨万病の引き金になる太りすぎ 

⑩脳卒中、起きたらすぐに病院へ

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