海外発の不透明要因が多い中で、どんな運用をすれば良いか?
昨日の日経ヴェリタストークの映像が日経のサイト(『こちら』)にアップされています。
番組の最後の方、曽根キャスターからの最後の質問は、
『ギリシャ、中国、そして米国の利上げなど、海外発の不透明要因が多い中で、個人投資家はどんな点に気を付けて運用をすれば良いか? 』
これに対して下記のように話しました(1分少々しか時間がなくて限られた話しかできなかったのですが)。
『不透明な要因で株価が動くのはむしろ正常。
個人投資家として、気をつけるべきは、不透明な要因が実はあるにもかかわらず、市場がそれに気が付かず、株価が好調である場合。
こうした場合、ある日突然、市場がこれに気づき、一気にドスンと相場が落ちる。
個人投資家としては、水面下でこうしたリスクが増大していないか、常に気を配るべき。
たとえばGPIFの昨年度の運用実績。
これはおそらくは今週10日(金曜日)に発表になるだろう。(昨年はたしか7月4日(金)に発表されたので、今年は3日(金)に発表になるかもしれないと思っていたが発表がなかった)。
GPIFは、昨年10月末の運用方針変更で、国内株での運用比率目標を12%から25%(プラス・マイナス9%)へとターゲットを変えた。
これに基づき、GPIFは国内株を昨年来、一所懸命、買い増ししてきたのであるが、はたしてどの程度買い進んだのか。
昨年12月末には19.8%まで買い進んだ。
この数字の今年3月末のものが今週金曜日にも発表されれば、今後の買い余力がわかる。
そこから読み取れるものは何か』
現在のところ、マーケットはギリシャ、中国、米国利上げで騒いでいますが、可能であれば、市場よりも1歩先を行くスタンスを持ちたいものです。
番組全体で13分30秒の動画です。
よろしければ 『こちら』 でご覧になってみてください。
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