天声人語
小学校の高学年、中学、高校と、「天声人語」(朝日新聞)をよく読みました。
深代惇郎さん(46歳で白血病で急逝)など、筆者の方たちの幅広い知識に感銘したものです。
最近は昔ほど感銘を受けることが少なくなって、残念に思っていましたが、
今日の「天声人語」は良かったです!
フランス人記者ロベール・ギランの著書「日本人と戦争」を引用しながら、終戦の日を書き、さらには玉音放送原盤の音声公開について触れ、最後はこう結んでいました。
『・・310万人の日本人戦没者のうち200万人近くは最後の1年の死者だった・・
特攻、空襲、沖縄、原爆―多くの悲劇がその間に起きた。
時計の針を逆回しして玉音放送を早めていけば、死なずにすむ人は日々増える。
戦場になったアジア諸国でもそれは同じだった。
8月15日は、遅すぎた終戦の日でもある。』
* * *
今年もまたセミの鳴き声が響く8月がやってきました。
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