REIT(不動産投資信託)
『東京の不動産はオリンピックまでは上がると思ったのでREIT(リート;不動産投資信託)を買いました。しかしむしろ値下がりして損をしています』
こういった話をよく聞きます。
東証REIT指数を見てみましょう。
東証REIT指数とは、東京証券取引所に上場している不動産投信(J-REIT)全銘柄を対象とした「時価総額加重型」の指数です。
2007年5月に 2,612 を付けましたが、現在は 1,741(8月12日)。
東京都区部の新築マンションの平均価格がリーマンショック前のミニバブルを超えたの比べ、REIT指数は約3分の2のレベル。
そもそも不動産価格の上昇リスクを取りたい(不動産価格が上昇すれば儲かり、下落すれば損するというポジションを取りたい)というのであれば、REITは必ずしも最適な商品ではありません。
下記のようにREITの場合、投資の見返りとしてもらえる収入である配当(リートの場合は分配)の原資については、賃料収入が中心。
なお上の表はSBI証券が東京証券取引所の協力を得てまとめた『REIT教室』より取りました(『こちら』)。
不動産関連への投資を考える場合、①不動産への直接投資、②不動産株(不動産会社の株の購入)、③REITへの投資の3つを比較検討してみる視点が重要です。
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