米国防総省も期待する「スマート下着」や「テクニカル繊維」とは?
『“近未来”を見据えた投資術』 というテーマで、 東洋経済新報社 『会社四季報ONLINE』 に記事を連載しています。
第10回の今日は『米国防総省も期待する「スマート下着」や「テクニカル繊維」』について。
以下その一部を抜粋します。
『フリース、ヒートテック、エアリズムとヒット商品を生み出すことで成長してきたファーストリテイリング。
株価は、フリースが本格展開された1998年10月の337円(分割調整後)から、現在では約140倍の4万7000円にまで上昇してきている。
当然次のヒット商品が気になるところだ。
私の勝手な憶測だが、もしかすると次のヒット商品はアップルウォッチでも採用された「健康・フィットネス・ヘルスケア機能」を取り入れた、“次世代下着”になるかもしれない・・・』
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『アップルウォッチは心拍センサーや加速度センサーなどを内蔵していて、これらによって歩数などの運動量、消費カロリーを測定する。
アイフォーンとも連携しており、ランニング時の平均速度、距離、高度の変化、心拍数などのデータも提示してくれる。
下着に同様なセンサーやチップを組み込むことができれば、同じような機能を提供できるだろう。
すでにオムロン ヘルスケアは先月、独自のセンサー構造とアルゴリズムにより体の表面温度から体温を測定する、小型貼り付け体温測定技術を開発したと発表した。
開発したセンサーに通信機能と電池を搭載することで、乳幼児や高齢者の体温管理、屋外作業者の熱中症予防に応用することができるという。
オムロンによれば、このセンサーはチップサイズ8ミリ角。
「下着にクリップのようなものでセンサーを身に着けることを検討している」という』
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『下着とは異なるが、富士通が開発した「次世代つえ」はGPSを内蔵、離れたパソコンから位置を追跡できる。
これにより認知症の徘徊高齢者がどこに行ったかわからなくなるといった事態にも対応できる。
もちろん、これらの機能を持った下着が実用化されるには、解決すべき問題が山ほどある。
たとえば、洗濯などに耐えられるセンサーやチップが必要となるだろう。
また、値段もアップルウォッチのように6万円といったものではなく、数千円で提供できることが望ましい』
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『オバマ大統領は今年3月、「繊維産業にフォーカスした製造業の技術革新コンペ」を行うと発表した。
アメリカ国防総省がイニシアティブを取る形で行われるこのコンペは、民間の有望な研究開発プロジェクトに対して、政府が同額の資金を拠出することで支援する(たとえば、10億円の民間の研究開発プロジェクトがコンペに勝てば、政府も10億円をこのプロジェクトに供出する)。
政府が拠出する総額は7500万ドル(92億円)。
ホワイトハウスが発表したプレスリリースを読むと、米国政府が期待しているのは、「テクニカル繊維」と言われている領域。
非常に軽くて燃えにくい繊維、あるいは電子センサーを内蔵する繊維の例が提示されていて、これらは(1)消防士の活動に役立つ、(2)スマートウォッチの機能を軽い繊維の中に取り込める、(3)抗菌性の圧縮性バンドに使うことで、戦場の前線で負傷した兵士がいつ、どういった手当てが必要かを察知できるという』
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記事では、以上のほか、バイオマス由来の人工合成クモ糸素材の開発に成功した日本のベンチャー企業、Spiber社の最近の動向などにも敷衍しています。
よろしかったら『こちら』をご覧になってみてください。
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