映画「スティーブ・ジョブズ」
アシュトン・カッチャー演じるジョブズも良かったけれど、正直「なんか違うなぁ」との印象を持ったものでした。
今回のマイケル・ファスベンダー演じるジョブズの方がしっくりと入り込めます。
しかしダニー・ボイル監督のこの映画は秀逸な出来栄えなのですが、ある程度、ジョブズに関する本などを読んだことのある人向き。
拡張性、Ethernet、 NeXT といった言葉が説明もなくどんどん出てきます。
それでも3つの時点に物語を絞り込み、深くジョブズの内面に切り込んでいく手法には感心させられました。
ジョブズがどうして最初の娘、リサを長い間自分の子として認めなかったのか・・。
映画を観終わって、「おそらくは父親になる心の準備が出来ていなかったのではないか」、(と私の勝手な解釈ですが)思いました。
なお(映画には出てきませんが)、リサはその後ハーバード大学を卒業して、現在はライターとして活躍中。
リサが9歳の時、ジョブズは彼女の出生証明書に自分の名字を入れ、Lisa Brennan-Jobs と書き換えました。
そして彼女が33歳の時に彼女に数億円の遺産を残して他界しました(『こちら』)。
| 固定リンク
コメント