サウジアラビア
原油価格動向のカギを握るサウジアラビア。
サウジアラビアに行ったことがある人というのは少ないかもしれません。
イスラム教徒以外には観光ビザを発給しなかった時期も多く、日本人でも(形の上では)王族の「誰か」から招かれて行ったというケースが多いように思います。
今はどうか知りませんが、私がサウジに行ったときは、事前の身体検査もたいへんで、指定の病院で血液検査やレントゲン撮影など受けて、健康であることを証明してもらうといった手続きが必要でした。
サウジでは昨年1月23日、享年91歳前後といわれるアブドラ前国王が崩御。
現在のサルマン国王(80歳)が第7代の国王に就任しています。
サウジアラビアの初代国王(アブドルアジズ・イブン・サウード)は、弱冠22歳で本拠地リヤドをライバルのラシード家から奪回し、ナジュドで建国(ナジュド国)、その後、支配圏を広め、1932年、国王が52歳のときに現在のサウジアラビアを建国しました。
初代国王には多くの王子がいましたが、ハッサ・スデイリ妃が産んだ7人の息子たちは「スデイリ・セブン」と呼ばれ、王族の中でも実権を握っていきました。
そもそも初代国王はハッサ妃と2度結婚しています。
この辺は、ジェフリー・ロビンソンが記した『ヤマニ―石油外交秘録』に出てくる(308頁)のですが、ハッサ妃との最初の結婚では子供が出来なかったので離婚し、彼女は王の弟と結婚しました。
すると、弟との間で男の子が生まれました。
ハッサ妃が子どもを産めると知るや否や、初代国王は弟を説得して彼女を離婚させ、彼女と再婚、彼女との間に7人の息子が生まれました。
建国の父からもっとも寵愛を受けた女性を母とする7人の息子たちは「スデイリ・セブン」(Sudairi Seven)と呼ばれるようになり、王朝のなかで実権を握っていったのです。
現在のサルマン国王(80)も「スデイリ・セブン」の1人です。
また現在外交と経済の舵取りを担うムハンマド副皇太子(30歳)は現国王の息子です。
王族の家系図を知るには『こちら』の記事が便利です。
サウジを知るには初代国王、アブドルアジズ・イブン・サウードによる建国への道筋を理解するのが重要ですが、実はこれはマンガになって分かりやすく描かれています。
この漫画は在日サウジアラビア王国大使館文化部のウェブサイト(『こちら』)にリンクを貼る形で載せられている『アブドルアジーズ国王 建国の祖』と題するウェブサイト(『こちら』)に掲載されているもの。
サウジ政府のお墨付きを得ているように思います(『こちら』をクリックした後、PDFファイルを読み込みます)。
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