13日間
日本では 『Thirteen Days』 というと、ケビン・コスナー主演の映画を思い浮かべる方の方が多いかもしれません。
しかしもともとはロバート・ケネディの著作。 『Thirteen Days』 は、ケネディ上院議員の死後1968年にマコール誌上で発表されたものです。
実はこれよりほぼ1年前にケネディ上院議員はニューヨークタイムスから依頼を受けていました。
『キューバ危機の回顧録を書いてくれないか』
そして67年4月、執筆に取り掛かったのですが、68年6月5日、ロサンゼルスで凶弾に倒れてしまいます。
彼の死後に約25,000語の回顧録が完成していたことが判明。『Thirteen Days』は彼の遺稿になりました(これをマコール誌が買い取り、68年10月、同誌上で発表)。
ソ連がキューバにミサイルを持ち込んでいることが判明、米国の軍部は先制攻撃、すなわち先方に知らせることなく surprise attack をしてミサイル基地を破壊してしまう作戦を主張。
これに対してロバート・ケネディは "it is against everything that the United States stands for"と言って surprise attack に反対します。
Surprise attack というと、我々は往々にして奇襲攻撃と訳してしまい、日本人としてはあまりネガティブに捉えることはないようです。
しかし正々堂々といった意味がなく、臆病者の作戦と捉われがちです。 ロバート・ケネディをして "it is against everything that the United States stands for" と言わしめるのであれば、ニュアンスとしては「だまし討ち」とか「不意打ち」に近いのかもしれません(そういった訳を併記している辞書もあります)。
実際 surprise attack はcowardly surprise attack(卑劣な、卑怯な)のように、ややネガティブに使われることが多いように思います。
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話はそれますが、一国の金融政策を決めるうえでは、マーケットとじゅうぶんにコミュニケーションを深める、つまりサプライズを避けることが望ましいのは、言うまでもありません。
FRBのバーナンキ前議長にしてもイエレン現議長にしても、サプライズがないように、時に事前の記者会見で言葉を巧みに操り、その言葉に対するマーケットの反応を見極めるといった形で、マーケットとの間のコミュニケーションを深めることに留意してきました。
もちろん中央銀行はマーケットに媚びる必要は毛頭ありません。
しかし一国の金融政策をsurpriseでやられては国民が不幸です。
マーケットとのコミュニケーションが大切です。
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