銀行の設立
30年以上も前の話です。
「カナダ興銀の設立準備メンバーが、人手が足りないと支援を求めてきた。行って、手伝ってきてくれないか」
こう上司に言われて、バンクーバー経由、トロントに向かいました。
1981年10月19日。
カナダ興銀の社長に内定していた稲川さんは私の元上司だったこともあり、もしかすると私を名指してきたのかもしれません。
当時私は28歳。
トロントのロイヤル・ヨーク・ホテルに居を構え、カナダ興銀が入ることになる Commerce Court West のビルまで通勤しました。
(市庁舎前広場でスケートをする人々。出張当時に撮影)
日に日に寒くなる季節で、11月30日まで約40日間の長期出張でした。
オフィスのレイアウトなども任され、現地のデザイン会社と詳細を詰めていきます。
いまでもよく覚えているのですが、アピジャンという名のデザイナーが担当してくれました。
たぶんイタリア人なのでしょう。英語になまりがあるのですが、なかなかのデザイン感覚の持ち主。
欧米の先進的なオフィスのデザイン案をもってきてくれました。
「こんなオフィスで働いてみたい」と個人的には大いに気に入ったのですが、当時の日本の銀行のオフィスはきわめて旧式のデザイン。
稲川さんはパリの勤務も長く、本来であればアピジャンのデザインが相当気に入っていたはず。
しかしそこは現地子会社社長を任されることになる立場。東京からいろいろ言われるであろうことを恐れ、「う~ん」と、苦渋の表情・・。
さてそんなことを思い出したのは、テレビで先日カナダの報道をしていたからです。
ピエール・トルドー元首相(1919年- 2000年)の長男、ジャスティン・トルドー(45歳;上の写真)が2015年首相に就任。
新内閣組閣に際し閣僚を男女同数(15名対15名)にしました。
「なぜ男女同数、つまり15対15なのですか」
と問われ、彼はたった一言。
「Because it's 2015(なぜって2015年だからです)」
これには2つの意味があります。
もう21世紀に入りこれだけの年数も経っているんだから、男女同数はもはや常識でしょ、といった意味と、15年だから15人ずつ同数にしたんですよ、といった意味。
そのときの映像が 『こちら』 です。
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