ディベートの感想
先日の第2回テレビ討論。
90分間のディベートで最初の18分間くらいはヒラリーが圧勝していたように思いました(以下の文章も含めてすべて私の個人的な感想です)。
何よりも話題がトランプの女性蔑視発言についてであったこと。
そしてそのトランプに対しては、司会者(モデレーター)が「あなたは質問に答えていない」と追求したりして、この間ヒラリーは余裕をもって、「司会者」対「トランプ」のやり取りを聞いていればよかったのです。
しかしながらトランプはクリントンのe-mail 問題を持ち出し攻勢を強めます(ディベート開始後18~19分)。
「あなたは召喚状(subpoena)を受けた後で33,000ものメールを削除したではないか(after getting the subpoena you deleted 33,000 emails)」
「私が大統領になれば司法長官(Attorney General)に命じて特別検察官(Special Prosecutor)に捜査させる」
「(その結果によっては)あなたは投獄されることにもなるだろう(You would be in jail)」
こういった追及に対してクリントンは正面からは答えず、
「トランプの言っていることは全て完璧なウソだ(Everything he has just said is absolutely false) 」
と反論しました。
どこがウソなのかについては触れず、
「hillaryclinton.com(注:彼女のウェブサイト;https://www.hillaryclinton.com/)に行けば事実をチェックできる」
と答えるのみ。
やや物足りなさを感じました。
【注】私は実際にクリントンのウェブサイトに行ってみました。
すると、そこからFactCheck.Org(http://www.factcheck.org/2016/10/factchecking-the-second-presidential-debate/)に飛ぶようになっていて、
A contractor managing Clinton’s server deleted the emails. There is no evidence Clinton knew when they were deleted.
とのみ記されていました。
ディベート開始後25分くらいからは医療保険改革(オバマケア)、シリア問題、エネルギー政策など政治的な諸問題が取り上げられ、これらに関して両候補が各々の立場を明らかにしていきました。
この部分(開始後25分以降、終了まで)の空中戦は、両陣営五分五分といった感じ。
司会者(ABCのCo-AnchorとCNNのAnchorの2人)はどちらかというとクリントン寄りで、途中トランプは「これじゃあ、One on three (1対3)だ」と言い出す始末。
今から14時間ほど前ですが、ツイッタ―でもトランプは
「Wow, @CNN Town Hall questions were given to Crooked Hillary Clinton in advance of big debates against Bernie Sanders. Hillary & CNN FRAUD!」
とつぶやいていました(『こちら』)。
なおReal Clear Politics による両陣営の獲得選挙人数の予想は『こちら』です。
【追記】
以下はFacebookへのコメントに対する私の回答(要旨)です。
『説得性はともかくとして、トランプの言っていることはあまり論理的ではありません。
しかし彼の支持層は論理よりも感情で動かされる人たちのようです。
(もし仮に) トランプが大統領になったら・・ですが、例えば世界の株式相場は相当下がると思います。
少なくとも11月以降半年くらいの期間は・・。
脇役の人たちがしっかりしないと世界は危なっかしくなっていくような気がします。
その昔、日本の銀行も何行か、彼の不動産プロジェクトへの融資で傷ついたと記憶しています(なにせ4回もデフォルトを起した人ですから)。
トランプが「ビジネスで成功した」と宣伝するなら、「まずはおカネを返してから」といった感情を持つ銀行家も多いのではないでしょうか』
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