父ブッシュ(パパブッシュ)からビル・クリントンへの手紙
テキサス州にある George H.W. Bush のPresidential Library and Museum (ブッシュ大統領記念館)。
そこに父ブッシュ(パパブッシュ)からビル・クリントンへの手紙が展示されています。
(クリックすると大きくなって読めるようになります)。
第41代大統領に就任した父ブッシュは1992年の大統領選でビル・クリントンに敗北。
この手紙は、93年1月にホワイトハウスに着任するビル・クリントン宛てに前任の父ブッシュが残していたものです。
実は、今回の大統領選でヒラリーは20年以上も前のこの手紙の写真を今年6月彼女のインスタに載せていました(『こちら』)。
そして、昨日の第3回TV討論後のことです。
今度はヒラリーの手によってではなく、自然とこの手紙の写真がネット上で次から次へと拡散するようになりました(『こちら』の記事を参照)。
【邦訳】
1993年1月20日
親愛なるビルへ
たった今このオフィスに足を踏み入れた時、私は4年前と同じ感嘆と畏敬の念に打たれました。
あなたもきっと同じように感じると思います。
ここでの大いなる幸せを祈っています。
何人かの大統領たちが言っていたような孤独を ここで感じたことは一度もありませんでした 。
これから先ひじょうに難しい時が来るでしょう。
公平とは思えない批判によってより一層 困難な状況になるかもしれません。
私はアドバイスをするのが得意ではありませんが、どうか批判 によって思いとどまったり流されたりしないでください 。
この手紙を読むときに、あなたは(民主党も共和党も関係なく)我々みんなの大統領になっているでしょう。
あなたの幸せを祈っています。
ご家族の幸せを祈っています。
今やあなたの成功は我々の国の成功です。
あなたを心から応援しています。
幸運を。
ジョージ
* * *
大統領選を闘って、自分が敗れ、相手が勝った・・。
自分をやぶった相手に対して、こうした手紙を残す度量の大きさが第41代大統領のブッシュにはありました。
以下はWikipediaからの引用です。
『クリントンは自らの退任後、同じ「元大統領」としてブッシュをさまざまな非政治的な式典や被災地の慰問などに誘った。
そうしたことから両者の仲は極めて親密なものとなり、その関係は相互の家庭を時折訪問するほどまでになった。
息子の嫁のローラ夫人はその親密ぶりを「うちの家族にはミスタープレジデントが三人もいるんですよ」と評したこともある』
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