36年ぶり
米国の株価指数S&P500が9日連続で下落した。
これは1980年12月以来。実に36年ぶりの記録ということらしい(『こちら』)。
先週金曜日の朝の米CNBCテレビで、その前日(木曜日)までで「8日連続の下落、これはリーマンショックのあった2008年以来」と言っていたのだが、金曜日の下落で更に記録が大幅に更新されてしまった。
もっとも下落の幅はこの9営業日で、2,151.33(10月24日) → 2,085.18(11月4日)と3.1%の下落なので、さほど大した下落ではない。
9日間かけて連続で、じりじりと下げたということなのだろう。
市場はトランプ大統領の可能性が高まったことで身構えている。
しかし織り込み済みかというと、そんなことはなくて、実際にトランプとなれば更にもっと下がることが予想される。
ヒラリーではどうか。
彼女が大統領になっても議会はメール問題を追及してくるだろう。かつてヒラリーが議会に提出したメールはかなりのものが消去されたものだったが、仮にこれが彼女の指示によって意図的に消去されたものであったと証明されたりすると、大統領の立場さえあやしくなる。
いずれにせよ米国の政治はこれから先ゴタゴタするだろう。
ちょうど8年前にオバマが当選(2008年11月4日)してから米国の株価はほぼ2倍になった(ダウ平均株価9,625.28ドル → 17,888.28ドル)。
政治的側面だけから見れば、そうした時代はおそらくもう来ない。
これから先の政治的ゴタゴタをはね返すだけの企業の収益力とイノベーションを産み出す力があるのかどうか。
誰が大統領になってもクルマの自動運転化は進み、より多くの人々がアマゾンで買うようになるとは思うのだが。
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