シリコンバレーからピオリア(Peoria)へ
ダウ平均株価は史上最高値を更新し続けています。
しかし米国の株式市場は、その中身をよく見てみると、上がるものと下がるもの、かなり大きな違いを示しています。
ダウは2日間で475ドルも上げましたが、昨日のナスダックは▲0.8%の下落。
足を引っ張っていっるのは、アップル(▲2.8%)、グーグル(▲3.1%)、アマゾン(▲3.8%)、フェイスブック(▲1.9%)など。
カッコ内は昨日の下落率です。
これは選挙期間中、シリコンバレーの多くの企業がヒラリーを支持し、これに対してトランプが
「アマゾン(本社はシアトル)は独禁法違反の疑いがある」とか
「アップルはもっと米国内で製品を作る必要がある。さもなければ不買運動をする」
などと発言してきたからです。
一方で、トランプは公共投資を活発化させると繰り返し発言してきました
(彼らしく分かりやすい言葉で、「我々は橋を作る、道路を作る、トンネルや鉄道を作る、港湾や空港も作る」と発言)。
ということで、例えばキャタピラーの株価はこの2日間で10.4%も上がっています。
マネーは「シリコンバレーからピオリア(イリノイ州Peoria;キャタピラーの本社がある)へ」と動きました。
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