1年間の動き
日経ヴェリタスの坂本編集長がツイッターで
「トランプ米大統領の言動に右往左往する相場展開が続きますが、こんなときこそ長期的に伸びる企業を見極めるのが投資の王道のはず」
と語っていました(『こちら』)。
たしかに、ときに1歩下がって、より大きな視点からマーケットを見てみるのも重要です。
そう言えば、今日2月26日は、私が前回本を出してからちょうど1年目に当たります(『こちら』)。
この本は日経平均株価よりもダウ平均株価への投資を勧めるものでした。
幾つか理由はあるのですが、一つは日経平均が225銘柄の株価の平均なのに比して、ダウ平均がたった30の銘柄から成り立っていること。
玉石混交の日経平均は「石」に引っ張られる可能性があるというものでした。
さて、昨年の2月26日から今日までの1年間をふり返ってみると、この間にいろんな出来事がありました。
昨年の初めには中国のハードランディングに警鐘を鳴らすソロスの発言が注目され、2月中旬にはドイツ銀行による巨額赤字が嫌気されました。
6月にはBrexit(英国によるEU離脱)の国民投票結果を受けて株価が下がり、11月にはトランプが米国の大統領選に勝利しました。
いろいろな出来事があった1年でしたが、この間の指標を比較してみると、まず円ドルの為替は(いろいろあったにもかかわらず)、実は結果的には似たようなレベルにあります。
昨年2月26日 TTM 113円02銭
先週末NYの為替 112円13銭
日米で平均株価が1年間でどう変化したかですが、
昨年2月26日 日経平均 16,188.41円
先週末の日経平均 19,283.54円(1年間で+19%)
昨年2月26日 ダウ平均 16,639.97ドル
先週末のダウ平均 20,821.76ドル(1年間で+25%)
と、米国株の方に軍配が上がりました。
個別株の動きは区々ですが、世界のトップ10の会社の株価(時価総額)がどう変化したかを表にまとめてみました。
2015年末の時価総額をベースに世界トップ10の会社の時価総額がどう変化したのかを調べたものです。
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