ホールフーズ・マーケット
1978年、当時25歳のジョン・マッキーは大学を中退していて、何か自分でビジネスをしたいと考えていました。
彼は友達のレネ・ローソン(21歳)とともに、地元テキサスで、セイファーウェイという小さな店をオープンすることにしました。
当時米国ではセイフウェイ(Safeway)というスーパーが流行っていましたが、2人が考えたのはこれをもじって、セイファーウェイ(SaferWay)とするというもの。
Safe(安全)よりも、「もっと安全(Safer)」という意味合いを込めて作った自然食の小さな店でした。
家族や友達から4万5000ドル(約5百万円)を借りての開業でした。
2年後の1980年。
ジョンとレネの2人は クレッグ・ウェラーとマーク・スカイルズという別の2人組と出会い、自然食品の店をスーパー・マーケットの形式にしてみようと考えるようになります。
これがホールフーズ・マーケットの出発点。
いまでは北米と英国に465店舗を展開するに至っています。
Whole Foods Market Headquarters in Downtown Austin From Wikimedia Commons
昨日アマゾンはこのホールフーズ・マーケットを137億ドル(1兆5000億円)で買収。
アマゾンのジェフ・ベゾスCEOは、
「ホールフーズは最高の有機野菜やオーガニック食品を提供し、多くの消費者に支持されている」
(Millions of people love Whole Foods Market because they offer the best natural and organic foods)
とコメント。
株式市場もアマゾンの動きを評価し、アマゾン株は2.4%上昇。
ホールフーズ株の方はアマゾンによる買収価格にさや寄せされる形となって29.1%も上昇しました。
買収に際してアマゾンをアドバイスしたのはゴールドマンサックスです。
| 固定リンク
コメント