毎月10日
2年前に母を亡くしました。
94歳でした。
母は自分で風呂に入ることも出来なくなって、介護付き老人ホームに入りました。
そんな母が好んで読んでいたのが月刊『文藝春秋』。
毎月10日前後の発売日になると私はこれを買って、母のところへ届けました。
もっとも最後の1~2年は、届けると喜んでくれるのですが、
実際には読んでいなかったのかもしれません。
いつも新品同様の形で机の上に置かれていました。
もしかすると、雑誌が発売になると息子が来てくれる。
そのことが待ち遠しかったのかもしれません。
実は雑誌に係わりなく、毎週末には必ず母のところへ行っていたのですが・・・。
さて、そんな文蓺春秋に私のインタビュー記事が載りました。
母が生きている間に見せてあげたかったです。
出版社から送られてきた雑誌をそっと仏壇に供えました。
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