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2017年12月26日 (火)

ハッとさせられた言葉

Aさんがオランダ・アムステルダムのアンネフランクの家を訪問した時の写真をSNSにアップしていました。

    Amsterdammuseumannefrank5

     (写真はamsterdam.infoのサイト(『こちら』)より)

そのとき写真と一緒に載せられていたアンネの言葉を読んで思わずハッとしました。

  *  *  *

It’s really a wonder that I haven’t dropped all my ideals, because they seem so absurd and impossible to carry out. Yet I keep them, because in spite of everything I still believe that people are really good at heart.

自分でも不思議なのは私がいまだに理想のすべてを捨ててはいないということです。だって、どれもあまりに現実離れして到底実現しそうもないから。にもかかわらず私はそれを持ち続けています。なぜなら今でも信じているからです。いろんなことがあっても人間の本性はやっぱり善なのだと。

  *  *  *

たった64 ㎡のスペースにアンネやその両親、姉を含む計8人のユダヤ人が、ドイツ人の目を逃れて隠れ住んでいました(広さは屋根裏を除く各部屋の合計、詳しくは『こちら』)。

その期間は2年と1ヶ月にもわたります。

8人は最後にはナチス親衛隊(SS)に隠れ家を見つけられ、全員が強制収容所へ送られてしまいます。

アンネが上の文章を書いたのは最後の日記が書かれる1週間前のこと。

どんなに苛酷な、そして理不尽な運命に見舞われても、けっして希望を捨てなかった15歳の少女のひたむきな言葉に思わずハッとさせられました。

 

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