テスラの革新性
街でテスラを見かけると「格好いい」と思ったものです。
電気自動車なので、排気ガス放出に必要なexhaust pipes(排気管)やマフラーがなく、すっきりとした後姿が印象的。
そのテスラが「35,000ドル(約4百万円)で買える!」と発表されたのが、約2年前。
2016年3月のことです。
「モデル3」という名の車種なのですが、1,000万円前後の「モデルS」などと違って入手しやすく、一気に人気を呼びました。
私の知人のなかにも、1,000ドルのデポジット(預託金)を払って予約した人がいました(『こちら』)。
当時から発売開始は2017年末以降とされていたのですが、どうやら日本での納車は今年中には無理(右ハンドル車の場合)で、2019年以降になるとのこと(『こちら』)。
問題は、その間に世界がどんどんと進んでいってしまっているということです。
テスラの革新性は(1)電気自動車と(2)自動運転に近い機能の2つが合わさっていることにあったのだと思うのですが、日、米、欧、そして中国のメーカーが相次いで電気自動車を発表、ないしは発売開始。
自動運転に近い機能についてもすでに新しいアウディのA8はレベル3の機能を持っています。
さらにGMが来年発売する小型電気自動車は車内にハンドルやペダルがないタイプ。
(写真はGMのサイト(『こちら』)から拝借しました)
革新性の点で、GMがテスラを抜くのは時間の問題・・・こう考えるのは私だけでしょうか。
Navigant Researchによる最新のAutonomous Driving Leaderboardによると、自動運転におけるリーダーシップの観点で、すでにGMがトップに立っているとのこと(『こちら』)。
GM 恐るべし!
現在テスラの時価総額は588億ドル。
GM(613億ドル)の96%のレベルにあるのですが・・・。
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