相場の下落(1)
一週間の相場の動きをチャートで見るとはっきりとわかります。
ニューヨーク時間『3月21日、午後2時ジャスト』が、下落の始まりでした。
上図は、ダウ平均株価の今週1週間のチャート。
この図で「Wed, Mar21, 2:00PM」と記されたポイントが、この時です。
この時を境に株価が下落を始めたのです。
何が起きたのでしょうか。
FRBがFOMC Statement を発表したのが、3月21日、午後2時ジャスト(『こちら』)です。
Statement で発表されたのは、政策金利の引き上げ。
実は、これは市場が予想していた通りでした(その意味では下落には繋がりません)。
しかし・・・
ポイントは2019年以降の見通し。
パウエル議長の記者会見は『こちら』ですが、これを聞いて、2019年は従来予想よりも利上げ回数が増えるのではないか―。
こう感じる人が多くなりました。
今週後半にはこれだけではなく相場を下落に導くニュースが相次ぎました。
- 米中貿易戦争の様相を呈してきたこと
- フェイスブックによる情報流出
といったメジャーなものから、
- アマゾンが買収したWhole Foods の幹部たちが会社を退社している(『こちら』)
といった内容のものまで・・。
ところで、相場の下落に際して、我々はどうすればいいのでしょうか。
絶好の買い場と見ればいいのでしょうか。
しかし、ウォール街に伝わる格言に
『落ちてくるナイフはつかむな』
というものもあります。
これから2~3回かけて、相場の下落に関連する記事を書いていきたいと思います。
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