NHKスペシャル マネー・ワールド~資本主義の未来~(2)仕事がなくなる!?
昨晩放送された『NHKスペシャル マネー・ワールド~資本主義の未来~(2)仕事がなくなる!?』。
ご覧になった方も多かったと思いますが、孫正義さんが出演していたこともあって、面白かったです。
新井紀子さん(国立情報学研究所社会共有知研究センター長・教授)が、鋭い突っ込みを(2度ほど)入れて、孫さんがタジタジとする一幕も。
再放送は10月11日(木) 午前2時34分とのこと(『こちら』)なので、興味ある方は、録画予約をしておいても良いかもしれません。
それにしてもたとえば『変なホテル』。
ホテルのフロント業務、クローク業務、ポーター業務などをロボットにやらせることで注目を浴びたホテルですが、いつの間にか全国で9ヵ所にも展開しているんですね。
海外を行き来するときのパスポートコントロールもかなりの程度、自動化されてきています。
日本の例は『こちら』。
EUなどでも自動化が急速に普及してきています(『こちら』のビデオではEUのパスポートが対象とありますが、日本のパスポートでも利用できるケースが多くなっています)。
これまでは人間の目で「この人はパスポートの写真の人と同一人物かどうか」を判断していました。
それがディープラーニング(深層学習)による画像認識度の向上で、機械の方が人間よりも効率的、そしてより正確に判断出来るようになってきました。
結果として、たとえば出入国管理官の業務のかなりの部分が機械に置き換わってしまうようになってきています。
ロボットが人間以上の目を持つことが当たり前になってきた昨今。
グーグル(ジェフ・ディーン博士)とスタンフォード大学(アンドリュー・ング准教授)が共同で、大量のデータをコンピューターに解析させ、猫を認識させたのが、2012年6月(『こちら』)。
今からたった6年前のことです。
それが、あっという間に、コンピューターは人間の目を追い越してしまいました。
はたして我々の仕事の多くはこれから先、機械に代替されてしまうのでしょうか。
NHKの番組は比較的軽いタッチで編集されていましたが、投げかけている問題はひじょうに重いように感じました。
写真は新井紀子さんの番組の中での説明。世界富豪トップ8人の持つ資産は、貧困層36億人分と同じとのこと(『こちら』の記事も参照)。
| 固定リンク
コメント