エンターテインメント業界の今後(その1)
昨晩はスタンフォード大学ビジネススクールで2001年から教鞭を執っているビル・グッテンタグ氏を迎えてのレセプション。
氏が1時間ほど講演しました。
グッテンタグ氏はハリウッドで著名なプロデューサー、監督、脚本家。
これまでに2度もアカデミー賞を受賞(1988年と2003年に公開された2つの作品で)しています。
そんなハリウッドの著名人がビジネススクールで教鞭を執っているのが、スタンフォードらしいところ。
1時間の講演内容をとてもここでは再現できませんが、興味深い点をランダムに幾つか書いておきます。
上記のスライドのように平均的アメリカ人は1日に5時間57分テレビを観る。
そして更に5時間、ケータイなどのモバイル・デバイスを見る。
つまり併せて、約11時間をテレビやケータイなどを見て過ごしていることになります。
これは起きている時間を『24時間―7時間=17時間』とすると、
そのうちの11時間がテレビとモバイル・デバイスに使われていることを意味します。
その残りが、仕事や食事の時間だとすると、仕事や食事の時間があまりに少ないのでは・・・?
(もちろん上記は土、日、休暇を含めたうえでの数字なのでしょうが・・)。
もう一つの面白い数字が、
アメリカの世帯の11%がVR(バーチャル・リアリティ)機器を持っているとのこと。
日本ではとても1割には達していないと思うのですが・・(すみません、日本の状況については私の勝手な思い込みかもしれません)。
AR(Augmented Reality;拡張現実)も大きなマーケット。
ポケモンGOは、16億ドルのrevenue を上げ、これを製作しているNiantic, Inc.(ナイアンティック)は、企業価値36.5億ドル(4,100億円)と評価されていた。
(続きは次回に書きます)。
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