最近読んだ本の中から
最近読んだ本の中から感想を一つ、二つ。
(1)『魂の退社』
一時期、アフロヘアでテレビなどにも登場していた稲垣えみ子さんの著作。
3年前の本です。
著者は大学卒業後、朝日新聞に入社。
記者として活躍し、編集委員を務めていたが、50歳にして会社を辞めることを決断。
そこに至るまでの経緯とその後を綴ったもの。
大学を出てエリート会社に入社した人は、ある意味エリート集団の考え方に染まってしまうのでは・・?
今の若い人の中には(稲垣さんに比べて)もっと自由に発想し会社を変わっていく人が多いように思いました。
ところで話は変わりますが、最近の朝日新聞、ちょっとレベルが落ちてきているように感じます。
私が学生時代に読んでいた頃の『天声人語』。
毎朝、文字通り「読ませる内容」のものを届けてくれました。
その著者が急逝したことを新聞で読み、私は初めて深代惇郎さんのことを知ったのですが、
深代さんの天声人語のようなコラムは最近では見れなくなりました。
(2)『おんな二代の記』
評論家というか、婦人問題研究家の山川菊栄の著作。
彼女の母(青山千世)と、彼女(山川菊栄)の女性二代にわたる自叙伝。
文庫本の末尾には鈴木裕子さん(女性史研究家)の解説が収められていて、この解説文も流石というか価値ある内容。
ちなみに山川さんは戦後労働省(現在の厚生労働省)が新設された際、初代の婦人少年局長に就任。
こうした先駆者の活躍があって今の日本がある訳ですが、
国際的にみると日本はまだまだ。
世界経済フォーラム(World Economic Forum)が2018年12月に発表した男女格差を測るジェンダー・ギャップ指数によると、
日本は149か国中110位でした。
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