医療の前線
私はまったくのシロウトなので、この種の記事を書く立場にはないのですが、主として海外で報道されている情報を紹介します。
期待と希望を込めて。
早く治療薬なり予防薬が開発されてくれることを祈ります。
(1)アビガン
これについては日本で盛んに報道されているので、ここでは書きません。
(2)レムデシビル(remdesivir)
もともとはエボラ用として開発されたとのこと。
先日のブログで紹介したように米国アトランタ Emory University(エモリー大学)ではすでに50人の患者に対して治験を実施。
全世界で400人の患者への治験が行われていて、数週間のうちにはもっと詳しいことが分かるようになるようです(詳しくは『こちら』の動画)。
なお The New England Journal of Medicineによると重症患者53人(うち3分の2が人工呼吸器を使用)にremdesivirを投与した結果、47%の患者が回復し病院を退院(『こちら』)。
レムデシビルを開発したギリアド・サイエンシズ社は「150万 doses を全米の病院などに寄付する」と発表(『こちら』)。
全米の注目を集めました。
(3)ヒドロキシクロロキン(Hydroxychlorquine)
抗マラリア薬
トランプ米大統領によれば、コロナ治療の状況を一変させる「ゲームチェンジャー」になり得るとのこと(『こちら』)。
しかしフランス国家医薬品安全庁は4月10日、抗マラリア薬ヒドロキシクロロキンを投与された新型コロナウイルス感染症患者に心臓への副作用が見られた事例が43例あると報告(『こちら』)。
日本感染症学会の症例報告(『こちら』)。
海外からはこんなニュースも(『こちら』)。
(4)ナファモスタット(Nafamostat mesylate、商品名フサン)
膵炎の薬。
東京大学医科学研究所が発表(『こちら』)。
(5)シクレソニド(オルベスコ)
気管支ぜんそくの薬。
日本感染症学会が症例報告。
投与観察研究参加の呼びかけ(『こちら』)。
(6)なおネットで出回っている情報にBCG説があります。
これに関する、京都大学 ウイルス・再生医科学研究所 附属感染症モデル研究センター ウイルス共進化研究分野主宰の宮沢孝幸先生のツイートは『こちら』。
同じく、これに関する、東北大学大学院医学系研究科教授(東北大学副学長)の大隅典子先生のブログは『こちら』。
なお日本ワクチン学会の見解は下記(全文は『こちら』)。
1.「新型コロナウイルスによる感染症に対して BCG ワクチンが有効ではないか」という仮説は、いまだその真偽が科学的に確認されたものではなく、現時点では否定も肯定も、もちろん推奨もされない。
2. BCG ワクチン接種の効能・効果は「結核予防」であり、新型コロナウイルス感染症の発症および重症化の予防を目的とはしていない。また、主たる対象は乳幼児であり、高齢者への接種に関わる知見は十分とは言えない。
3.本来の適応と対象に合致しない接種が増大する結果、定期接種としての乳児へのBCG ワクチンの安定供給が影響を受ける事態は避けなければならない。
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