高齢者(65歳以上)世帯の平均所得額 ~ 日本と米国では2倍以上の差がついてしまった
新型コロナの影響で中止になってしまったのですが、
今年はAFS留学生の同期会がウィーンで行われる予定でした。
1971年から72年にかけて米国カリフォルニア州オレンジ郡に留学していた同期約15名。
主な出身国を挙げると、ドイツ、オーストリア、ベルギー、スペイン、スコットランド、グアテマラ、エクアドル、ブラジル、アルゼンチン、レバノン、イラン、ヨルダン、オーストラリア、タイ、そして日本(私)といった具合。
このうち、レバノン、エクアドル、イラン出身の留学生は、今では米国に住んでいます。
今回は会うことは出来ませんでしたが、SNSが発達した昨今です。
私のスマホには毎日彼らの生活ぶりが送られてきていて、ときに情報過多と感じてしまうほど。
働いている人は私を含めて2名だけで、あとは皆、定年後の生活をエンジョイしているようです。
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米国国勢調査局のデータ(2018年)によると、米国で世帯主が65歳以上の世帯の平均所得額は、1ドル=106円で換算して、月59万円、年収にして約713万円になります(『こちら』)。
たしかに、これだけの収入があれば、比較的楽な、そして活動的な生活が送れそうです。
ただし残念ながら、日本の状況は少し違います。
日本の高齢者(65歳以上)世帯の平均所得額は月28万円、年収約335万円(2018年厚労省「国民生活基礎調査」)。
老後の収入という観点からすると、日本は米国の半分以下でしかありません。
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なぜ、こんなに差がついてしまったのでしょうか。
そういった問題意識を持ちながら、今回の記事を書きました。
『米国の制度に学ぶ老後設計の知恵』
本日の日経新聞電子版です(『こちら』)。
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