秘伝「スタンフォード流の成長株投資術」
株は、「買ったら、値上がりしたところで、売るべきもの」。
こう考えている人は多い。
事実、日本で発行されている株式投資本の多くにもそう書かれている。
「売らなければ、利益は確定しない」。
「売らないままの利益は絵に描いた餅だ」。
しかしスタンフォード大学ビジネススクールで株式投資論を教えたフィリップ・フィッシャー(1907-2004年)はそう考えなかった。
フィッシャーの教えに感銘を受け、彼の後に株式投資論の教授に就いたジャック・マクドナルド教授(1937–2018年)もフィッシャーと同じように考えた。
(Professor Jack McDonald; From the site of Stanford Business School)
優良な成長株に投資すれば、売るべきタイミングというのはほぼ永遠に来ない(逆にダメな株はさっさと売ってしまうべきだ)。
フィッシャーがモトローラの株式を購入したのは1955年、48歳の時だった。
当時のモトローラは警察(パトカー)やタクシー会社が利用する無線通信の分野でトップを走っていた。
フィッシャーは48歳の時に買ったこの株を、96歳で亡くなるまで50年近く保有し続けた。
その間、モトローラの資本勘定は238倍にもなった。
A、B、C、D、Eという5つの株に10万円ずつ投資したとしよう。
1年後、次のように変化するとした場合、あなたはどうするか。
A:23万円(+13万円)
B:15万円(+5万円)
C:10万円(+-ゼロ)
D:8万円(-2万円)
E:5万円(-5万円)
フィッシャーの教えを貫くならば、C、D、E の株は売ってしまい、そこで得た23万円を投じて、Aの株を買い増す。
たとえ損失を計上するようになっても、ダメな株はさっさと売ってしまい、優良な成長株を買い増すべきなのだ。
過去10年間でアップルの株価は17倍になり、アマゾンは28倍になった。
1997年に上場してからアマゾンの株価は2,000倍以上になった。
「じゅうぶん高くなった」というのは売る理由にならない。
同様に「こんなに高くなってしまった」というのは、買いを控える理由にはならない。
96歳で亡くなるまでモトローラ株を持ち続けたフィッシャーはこう考えたのである。
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さて、こうした「スタンフォード流の成長株投資術」をもう少し詳しく知りたい方は、私が寄稿した本日の日経新聞電子版記事をご覧ください。
『こちら』(←クリック)です(注:日経新聞電子版のメンバーでなくとも、登録すれば無料でご覧になれます)。
なおフィッシャーの書いた本はこちら(↓)です(クリックすればアマゾンのサイトに飛びます)。
『Common Stocks and Uncommon Profits and Other Writings』
下記の通り翻訳本も出ていますが(翻訳本の方は、私は読んでいないので何とも言えませんが)アマゾンの書評を読む限り、2冊目の方は訳の出来がイマイチかもしれません。
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