財政の崖
今年3月、米国で CARES Act と称される経済対策が実施されました(『こちら』)。総額2兆2,830億ドル。
これはその後、Phase 3.5(日本語で3.5弾)によって拡充が図られています(下図1参照)。
(出所:三井住友DSアセットマネジメント「市川レポート」20年8月4日『こちら』)
しかし、これらの多くの支援策は順次期限を迎えるようになっています(下図2および下図3)。
(出所:Financial Times 『US heads for fiscal cliff as stimulus fades』『こちら』)
(出所:三井住友DSアセットマネジメント「市川レポート」20年9月25日 『こちら』)
弾切れになってしまっては、失業者、一時休業者の生活は一気に困窮します。
そして経済は壊滅的な影響を被ってしまいます。
いわゆる「財政の崖」の発生問題です。
これを回避すべくここ数ヶ月、与野党が協議を重ねてきていますが、第4弾を巡って、民主党、共和党、そしてホワイトハウスがなかなか歩み寄りを見せず、迷走が続いています。
民主党は第4弾として、これまでに3.5兆ドル案を提示、共和党はこれを拒否。
一方、共和党は0.5兆ドルを提案しましたが、民主党が反対。
トランプ政権(ホワイトハウス)は1.3ドル案を示していましたが、これに対して、民主党のペロシ下院議長が先週木曜日の夜、2.4兆ドルを提案。現在に至っています。
はてして崖は回避されるのか、それとも大統領選(11月3日)まで何も決まらないのか。
そうした中、3回予定されているトランプvs. バイデンのTV討論会の第1回目が今週火曜日、クリーブランドで開かれます。
政治の季節が本格化してきました。
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