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2020年12月 5日 (土)

柳の下の泥鰌

1年間で9倍になったテスラ株(1年前66ドル→昨日599ドル)。

柳の下の泥鰌を狙う投資家は米国にも多くいます。

彼らが注目するのは、米国に上場されている次の3社(いずれも中国の電気自動車メーカー)。

(1)Nio(蔚来汽車)2018年に NYSE に上場。創業者・李斌

(2)Li Auto(理想汽車)2020年7月にNasdaqに上場。創業者・李想

(3)Xpeng Motors(小鵬汽車)2020年8月にNYSEに上場。創業者・何小鵬

上場後、Nio は7.0倍、Li は2.5倍、Xpengは2.8倍になりましたが、ここに来て(ここ1週間で)これら3社とも続落。

理由は、Li が増資を発表。発行価格が29ドルと決まり、かなり低めの設定となったこと(11月24日の株価が43.96、昨日30.5ドル)。

これに引っ張られて他の2社も下落。

もっともゴールドマンは今週月曜日にLi の目標株価を20.6ドルから60ドルへと大幅改定(現状30.5ドル)。

同じ日、ゴールドマンはNio の目標株価を7.7ドルから59ドルへと改定(現状43ドル)。

目標株価を一気に7~8倍にするなど、ゴールドマンのアナリストがやっていることは意味不明ですが、株式市場が中国のEVマーケットに注目していることだけは事実。

Ev

 (43万円のEV。朝日新聞の下記サイトより)

はたして中国で勝つのはテスラか、中国勢か。

恐らくはマーケットが大きく、両方とも勝者となるのでしょうが、中国勢はこれら3社だけではなく、たくさんの会社がEVマーケットに流れ込んでいます(従ってどの中国勢が勝ち組となるのか分かりにくい)。

7月には上汽GM五菱が4人乗りEV(電気自動車)を価格43万円で発売、9月の1ヶ月間で2万台以上も販売したのだとか(『こちら』)。

43万円なら1台EVがあっても良いかもしれない、こう思う日本人も多いかもしれません。

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