テレワークの生産性
内閣官房と経産省が取りまとめた資料がネット上に公開されていました(『こちら』)。
31枚のスライドですが、私の興味を引いたのは:
(1)米国では在宅勤務の生産性は職場と同じか、むしろ在宅の方が生産性が高いと考えられている(下図)。
(なお、図は全てクリックすると大きくなり読めるようになります)。
(2)一方、日本では在宅の方が生産性が低いと考えられている(下図)。
(3)なぜ日本では在宅の生産性が低いと考えられているのか、その理由は(下図):
(4)米国で在宅勤務をしている人の割合が高く、しかも年収の高い人ほど在宅勤務の割合が高い(下図)
(5)いちばん興味深かったのは次のスライドです。
米国での調査結果なのですが、コロナが収束するであろうと考えられる2022年に、在宅勤務はどの程度の頻度になっているだろうかとの問いに対する答え。
週5日(要するに毎日)との答えが27%。
全体の64%が(コロナが収束するであろう2022年に)週2日以上は在宅勤務になるだろう(もしくは、そうなることを希望する)と答えています。
新型コロナを契機に働き方改革に取り組み、生産性の向上を図る企業と、在宅は取り入れつつも生産性向上に結びつくことが出来ない企業。
この両者の格差が広がっていってしまうような気がします。