キャッシュが足りない
ベンチャー企業であれば、キャッシュが足りないという局面が訪れます。
2008年。
テスラは同社にとって最初のEV、ロードスターの生産を開始。
イーロン・マスクがCEOに就任します。
すぐにテスラは「キャッシュが足りない」という局面に。
インタビューに答えるマスクは当時37歳。
若かったですね。
ちなみに『こちら』でこの時のインタビューの模様を約1分間ご覧いただけます。
「自分はほとんど最低賃金(ミニマム・ウェイジ)で働いている。ボランティアのようなものだ。
新しいテクノロジーが実用化していくには時間がかかる。
現在は1千万円以上の価格帯のクルマを売っているが、これで得たキャッシュはすべて低価格帯のEVの開発にあてている」。
インタビューでこう力説していました。
ちなみに2年後の2010年6月、株式公開。
公募価格17ドル(分割調整後3.4ドル)。
現在は1,033.42ドルなので、300倍以上に。
「キャッシュが足りない」と苦しんでいたテスラが現在のようになるとは、ほとんどの人が想像できなかったに違いありません。
〔時価総額比較の出所は「企業分析ハック」さんのツイートから(『こちら』)〕。
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