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2021年11月14日 (日)

キャッシュが足りない

ベンチャー企業であれば、キャッシュが足りないという局面が訪れます。

2008年。

テスラは同社にとって最初のEV、ロードスターの生産を開始。

イーロン・マスクがCEOに就任します。

すぐにテスラは「キャッシュが足りない」という局面に。

インタビューに答えるマスクは当時37歳。

Musk

若かったですね。

ちなみに『こちら』でこの時のインタビューの模様を約1分間ご覧いただけます。

「自分はほとんど最低賃金(ミニマム・ウェイジ)で働いている。ボランティアのようなものだ。

新しいテクノロジーが実用化していくには時間がかかる。

現在は1千万円以上の価格帯のクルマを売っているが、これで得たキャッシュはすべて低価格帯のEVの開発にあてている」。

インタビューでこう力説していました。

ちなみに2年後の2010年6月、株式公開。

公募価格17ドル(分割調整後3.4ドル)。

現在は1,033.42ドルなので、300倍以上に。

「キャッシュが足りない」と苦しんでいたテスラが現在のようになるとは、ほとんどの人が想像できなかったに違いありません。

Tesla-mkt-cap

〔時価総額比較の出所は「企業分析ハック」さんのツイートから(『こちら』)〕。

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