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2021年12月 4日 (土)

滴滴(DiDi)によるNY上場廃止

中国にあるウーバーのような会社。

一言でいうと『滴滴出行(DiDi)』は、そんな会社です。

つまり中国の配車アプリ大手。

Didi  

  (From Wikimedia Commons)

今年6月にNYに上場した時には約8兆円の時価総額をつけました。

これは日本企業に置き換えると時価総額ランキング上位8位くらいに位置します。

その後、中国政府による規制強化が何度か報道されて株価は下落。

ついには昨日NY市場上場廃止を決め、香港市場への上場を準備すると報じられました。

その結果、昨日一日だけで、同社の株価は前日比で22%以上も下落し、時価総額は3兆円に。

これは、日本企業の時価総額ランキングで見ると、一気に8位から46位くらいまで落ちたことになります。

滴滴出行(DiDi)にはソフトバンクグループが出資しています。

ソフトバンクグループの四半期報告書(第42期第2四半期;『こちら』)を見ると、SVF1(ソフトバンク・ビジョン・ファンド1)による滴滴出行(DiDi)への投資額は12 billion dollars。

それが9月末時点では 7.5 billion dollars。

すでに9月末時点で 4.5 billion dollars の含み損を抱えていたことが分かります。

9月末に比して滴滴出行(DiDi)の株価は更に7.79 → 6.07 と22%下落しています。

ちなみに昨日のNYは上場している中国企業が総崩れ。

DiDi ▲22%

Alibaba ▲8%

Baidu ▲8%

NIO ▲11%

Li Auto ▲16%

XPeng ▲9%

といった状況でした。

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