滴滴(DiDi)によるNY上場廃止
中国にあるウーバーのような会社。
一言でいうと『滴滴出行(DiDi)』は、そんな会社です。
つまり中国の配車アプリ大手。
(From Wikimedia Commons)
今年6月にNYに上場した時には約8兆円の時価総額をつけました。
これは日本企業に置き換えると時価総額ランキング上位8位くらいに位置します。
その後、中国政府による規制強化が何度か報道されて株価は下落。
ついには昨日NY市場上場廃止を決め、香港市場への上場を準備すると報じられました。
その結果、昨日一日だけで、同社の株価は前日比で22%以上も下落し、時価総額は3兆円に。
これは、日本企業の時価総額ランキングで見ると、一気に8位から46位くらいまで落ちたことになります。
滴滴出行(DiDi)にはソフトバンクグループが出資しています。
ソフトバンクグループの四半期報告書(第42期第2四半期;『こちら』)を見ると、SVF1(ソフトバンク・ビジョン・ファンド1)による滴滴出行(DiDi)への投資額は12 billion dollars。
それが9月末時点では 7.5 billion dollars。
すでに9月末時点で 4.5 billion dollars の含み損を抱えていたことが分かります。
9月末に比して滴滴出行(DiDi)の株価は更に7.79 → 6.07 と22%下落しています。
ちなみに昨日のNYは上場している中国企業が総崩れ。
DiDi ▲22%
Alibaba ▲8%
Baidu ▲8%
NIO ▲11%
Li Auto ▲16%
XPeng ▲9%
といった状況でした。
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