荒廃する日本~これでいいのかジャパンインフラ
『荒廃する日本~これでいいのかジャパンインフラ』(日経BP社;2019年)。
本書は国土交通省出身の専門家10名が著したもの。
A4版という、本としては大判な体裁で、カラー写真や図版が豊富。
あっという間に読み終えてしまいました。
国土交通省関係者が書いたものだけに『もっとインフラ投資、公共事業投資を!』といった主張で全編が貫かれています。
つまり政治的に中立という訳ではありません(予算をコントロールする立場の財務省からすると違う意見も出てきそう)。
しかし地球温暖化の影響によるのか、異常気象が頻繁に日本列島を襲うようになっているーこうした現実は無視できないでしょう。
本書は、道路、治水・利水、下水道、港湾、都市といった形で章立てされています。
個人的には、下水の章と、港湾の章については、知らなかったことが随分とあり、勉強になりました。
都市の章は、コンパクトシティを推進する立場。成功例としてLRTシステムの富山市などがあげられています。
しかし、LRTシステムの富山市、あるいは青森市などには、現場から様々な意見が上がっていることも事実(『こちら』および『こちら』)。
そういった声を踏まえた著述も欲しかったと思います。
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