子どもの数とペットの数
5年後、あるいは10年後の日本。
少子高齢化はいったいどうなるのでしょうか。
高齢化については、今や65歳以上が全人口の29.1%を占めます(総務省統計局『こちら』)。
そして、この割合は2030年には31.2%、65年には38.4%になる見込み(内閣府『こちら』)。
つまり高齢化率はこれから先、ぐんぐんと上昇していきます。
一方の少子化の方はどうでしょう。
そもそも結婚する人の数が減ってきています。
2021年の婚姻件数は 50 万 1116 組。
これは前年 52 万 5507 組より 2 万 4391 組減少(総務省『令和3年(2021)人口動態統計月報年計(概数)の概況』14頁) 。
子どもの数も着実に減ってきていて、
2022年4月1日現在における子どもの数(15歳未満人口)は、1465万人(総務省統計局『こちら』)。
前年よりも25万人も減ってしまいました。
この数は1982年から41年連続で減少してきています。
* * *
ところで、テレビのクイズ番組ではありませんが、子供の数とペットの数、多いのはどちらでしょうか。
一般社団法人ペットフード協会によると、日本における犬の飼育頭数は711万頭(『こちら』)。
(注:フリー画像より)
猫は895万頭(同じく『こちら』)。
合わせて約1600万頭なので、すでにペット(犬と猫)の方が子供の人数よりも多くなっています。
この傾向は都心部ではもっと顕著で、港区立の小学校に通う子供の数は10,332人(『こちら』)。
一方で港区の犬の登録数は、11,494頭(『こちら』)。
犬だけで小学生の人数を上回ります。
いったいこれから先、日本はどうなってしまうんでしょうか。
取りあえず、投資家目線で考えると、老人用紙おむつとペット関連商品を扱う会社は伸びそう・・。
そう言えば、そのどちらも扱うのがユニ・チャーム。
調べてみると、5年前に比して株価はすでに72%も上がっていました(この間、日経平均は22%高)。
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