SMR
人工知能が広く使われるようになると、これを動かす膨大な電力が必要になります。
データセンターの消費電力は2030年までに現在の2倍以上に膨らむとの試算もあります(『こちら』)。
そこで注目されているのが、SMR(『こちら』)と呼ばれる小型モジュール型原子炉。
たとえばカイロス・パワー(Kairos Power)の小型モジュール式原子炉は、従来の水冷式原子炉とは異なり、溶融フッ化物塩を冷却材として使用することで、安全性が格段に高まるとしています。
(溶融フッ化物塩については『こちら』の山脇道夫教授の資料~経産省第13回 高速炉開発会議 戦略ワーキンググループ~が参考になります)。
昨年10月のTechCrunch(『こちら』)によると、グーグルはカイロスとの間で7基のSMR建設に関する契約を締結。
これにより2030年を目途に500メガワットの電力供給を得るとしています。
以下の概念図はカイロスのウェブサイト(『こちら』)から。
どうしたら安全性の高い原子炉を作れるのか。
カイロスのアプローチは、今までのような水による冷却ではなく、溶融フッ化物塩を使用するというものです。
これに対して、別のアプローチを考えるところもあります。
たとえば掘削によって直径76センチほどの穴(ボーリング孔)を地中深く(1.6キロ)まで開けて、この穴の中に原子炉を埋め込むというアイデア。
これは、Deep Fission という会社が進めており、4年後(2029年)には1号機を完成させるとしています(『こちら』) 。
いずれにせよAIが本格的に使われるようになると、膨大な電力需要が発生します。
これにどう対応するかは既に喫緊の課題と言えます。
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