再現性と投資の心構え:なぜ「他人の成功」が最大の敵になり得るのか
株価とは、企業が将来生み出すと期待されるキャッシュフローを、現在価値に割り引いたものです。
(The stock price is the present value of its expected future cash flow.)
したがって、投資には常に「未来の予測」という不確実性が伴います。
もう一つ、投資の世界ではよく「再現性がない」と言われます。
もし誰にでも簡単に再現できる手法が存在するなら、市場の原理によってすぐにその利益は消失してしまうはずです。
つまり、万人に通用する“魔法の再現性”など、存在しないのです。
【思考プロセスを学ぶ】
大切なのは、手法をそのままコピーすることではなく、偉大な投資家の「思考プロセス」を深く理解することです。
たとえば、バークシャー・ハサウェイの株主総会で、著名ヘッジファンドマネージャーのビル・アックマンが一株主としてウォーレン・バフェットに真剣に質問する姿を目にしました。
アックマンほどの成功者であっても、なお「バフェットはどう考えるのか」を学び続けようとする——その姿勢に、尽きることのない探求心を感じました。
【感情に振り回されない「自分軸」を持つ】
もう一つ、投資で極めて重要な心構えがあります。
それは、「他人が儲けた」という話に感情を揺さぶられないことです。
◆ビットコイン:2010年7月、Mt.Goxがサービスを開始した頃、1BTCは数円〜十数円程度でした。その後、多くのビットコイン長者が生まれました。
◆ゴールド:直近でも最高値を更新し、大きな注目を集めています。
こうした成功談に心を動かされ、「自分も」とよく理解しないまま飛びつくと、失敗するケースが少なくありません。
「他人は他人」と割り切り、自分の投資軸をぶらさない——これが何より大切です。
こうした投資に対する考え方や心構えは、私がスタンフォード大学在籍時に、ジャック・マクドナルド教授の授業やウィリアム・シャープ教授のセミナーで繰り返し学んだものです。
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このエッセンスを、できるだけ多くの方に分かりやすくお伝えできればと思い、YouTubeを始めました。
1本5〜6分の短いトークで、続けていきたいと考えています。
少しでも皆さんの投資判断の参考になれば幸いです。
第1回は『こちら』からご覧ください。
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