大統領演説をどう解釈するか?
トランプ大統領による昨日の演説ーー。
期待の大きさに比べて新味に乏しい内容でした。
欧米メディアの報道でも、「失望」「既存メッセージの繰り返し」といった評価が目立ち、マーケットも一時的に原油高・株安で反応。
一方で、その後の市場はやや落ち着きを取り戻しました。
イランの高官が、戦争終結後にホルムズ海峡の航行管理に関する新たな枠組み(navigation regime)をオマーンと協力して検討する意向を示したと報じられました。
この発言は、海峡封鎖の長期化リスクをある程度抑制するものと受け止められ、原油価格の上昇圧力がやや緩和(と言っても、WTIは 112.06ドル)。
その結果、主要株価指数は小幅ながら持ち直し、S&P 500やナスダックはわずかに上昇、ダウ平均は-0.13%下落して取引を終えました。
では、そもそも今回の演説は何を意図したものだったのでしょうか。
あくまで推測の域を出ませんが、当初は停戦や外交面で踏み込んだ内容を含む可能性があったものの、交渉の進展が思わしくなく、結果として従来メッセージの再提示にとどまった、との解釈もーー。
ただし、欧米主要メディアの報道を確認する限り、このような解釈を裏付ける情報は見当たりません。
むしろ、大統領としては、これまでと同じ主張であっても、「改めてテレビを通じて国民に直接訴えたかった」と見る方が現時点では自然かもしれません。
もう一つ注目されるのが、米陸軍トップ人事です。
Randy George(ランディ・ジョージ)陸軍参謀総長の交代、後任としてChristopher LaNeve(クリストファー・ラニーブ)将軍が指名された点について、日本の一部メディアでは、同氏が第82空挺師団の指揮経験を持つことから、地上戦展開の可能性を示唆するとの見方もあります。
しかしながら、こうした踏み込んだ解釈は欧米主要メディアではほとんど見られず、現時点では慎重な報道姿勢が維持されている印象です。
いずれにせよ、いくつかの疑問を残したまま、マーケットはGood Friday(聖金曜日)による休場を迎えることにーー。
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